どうも、ゆきまさFXです。
先日今年一番最初のブログを更新したばかりなのですが、読者さんからの返信メールの中に「そうそう、それそれ!」と僕自身も思わず共感した話があったので紹介しようと思ってキーボードを叩いています。
僕は前回のブログ記事の中では「FXを上達させたいのであればパラダイム(価値観や判断軸)を意図的に変えるべき」という話をしました。
前回の記事はこちらです。
基本的に人間は「自分が正しいはず」と内面では絶対思っている生き物で、必ず自分の行動を正当化するという性質があるので、FXでも一度間違った思考を定着させちゃうと永遠に間違い続けてしまいます。
現状FXが上手く行っていない人であれば、そのやり方は基本的に間違っている可能性が高いので、あえて逆の思考パターン(パラダイム)を採用してみるといいよ!って事を前回のブログでは書きました。
例えば「ローソク足を細かく見る」というパラダイムで上手く行っていないのであれば、いっその事「ローソク足を使わないでトレードしてみる」と思い切って舵取りを変えるぐらいが丁度いいです。
そう言えば前回紹介した「ローソク足を”逆に”使わずに相場を読み解く講座」ですが、明日(13日の日曜日)で無料公開が終わりみたいです。
まだのチェックしていない人は早めにチェックしておいてください。
それでは今回は、
・読者さんから頂いたメールの紹介(逆転の発想のいいサンプル)
・「自分はデイトレだからスキャルは興味ありません」が痛い件
・「自分はFXトレードが知りたい!資産運用は興味ないです!」もやはり痛い件
の3つのテーマで解説しています。
目次
読者さん:今まで押し目買いをすべき所でショートしてました!
ではまず、前回のブログ(メルマガ)を読んでくださった読者さんからの返信を紹介します。
いつも楽しくメルマガや動画拝見しております。
今日はメルマガを読んで「私も”見方”を変える事で勝てるようになった」という経験があるので、ぜひ報告したいと思い返信いたします。
自分の場合は今まで「ここは売りだ!」と思っている所でショートしてはことごとく損切りにあっていました。
蓋を開けてみたら丁度押し目を作っているだけの下げで、長期の上昇波動に巻き込まれて多くの資金を失っていました。
ただある時に自分が売りだ!と感覚的に思った時に一呼吸おいて「もしかして押し目?」という目線を意識的に持つようにしてみました。
するとチャート全体を見渡した時に、上昇トレンドを認識出来る事が多く、逆に買い目線に切り替えて押し目買いを取れるようになったのです。
今までの自分の見方を意図的に疑い、少しひねくれた(笑)見方をする事で視界が広がった経験がありましたので、このようなカタチで書かせていただきました。
今回のメルマガを読ませていただいて、「そーゆー事だったんですね。」と思いました。
この読者さんの返信ですが、個人的にはかなり共感出来る部分がありました。
この読者さんのケースですが、分かりやすく図で解説するとこういう事です。
まず短期のトレンドを見て、下目線になる。
しかし長期で見るといい感じの「押し目」になっているポイントで売っているので、試合を終えてみると完璧に真逆のポジションをとっていた事に気づくというケースですね。
「あ〜、これ経験した事ある!」
って人も少なくないと思います。
この読者さんの場合はこのパターンでよく負けている事に気付いてからは、あえて「逆の目線」を意図的に持つという事をしているわけですが、図にするとこんな感じ。
感覚的に「売りだ!」と思っても、敢えて一呼吸おいて第三者目線で逆側の思考を考えるようにすると、下から上昇している波の押しが視界に入ってきます。
そこで、買えそうな所を探して押し目買いをしていくと上手くいくケースが多かったため、逆にこのパターンが得意になるという事例です。
少しここで抽象度を上げていきましょう。
僕がこのサンプルから絶対に学ぶべきだと思っている法則は「自分がいつも負けているところこそ勝利への近道」という事です。
だって冷静に考えれば、いつも負けているような所で逆のポジション取れていればいつも勝てるって事じゃないですか。
この発想が実はすごく大事です。
そのためには一旦思考を柔らかくするストレッチ思考が大事になりますが、自分の中の常識を一度意図的に破壊する謙虚さが僕は大事だと思っています。
「自分は間違っているんじゃないか?」
「あえて真逆の見方をしてみたらどうなるかな?」
こんな思考が個人的には重要だと思っています。
「自分はデイトレだからスキャルは興味ありません」が痛い件
では次の話。
次っていうか繋がっているんですけど、「自分はデイトレだからスキャルは興味ありません」という人が痛い件についてです。
よくいるんですよね、「自分は〇〇なので△△は関係ないです!」と完璧に自分の事を信じきって、常に自分が正しいと思い込み情報を遮断しちゃう人です。
デイトレとスキャの件でもそうですが、デイトレ派の人の中には「スキャはギャンブル!笑」みたいな感じでマウントポジションを取る人もいるんですが、正直これは共感出来ないです。
というのも、エントリーする瞬間ってある程度反射的に動くスキルが求められますよね。
5分足でタイミング取るにしても、「完璧に上げている訳ではないけどここぐらいから上げていきそうな絶妙なところ」を拾って行くことにはなるので、その瞬間だけにスポットを当てればスキャル的です。
完璧なスキャルだと短期足だけ見て、1分足とかで逆張り気味に入り、利確までのスピードを秒速でこなす感じになるわけです。
これをデイトレのエントリー時だけに上手く活用して行くとエントリーの質を上げられるので、どの道デイトレーダーでもスキャル的なスキルは必要になる事の方が多いですよね。
ちなみに無料講座の「ローソク足を”逆に”使わずに相場を読み解く講座」ですが、今日のメール内容を見る限りだとピンポイントで反転するところを取る系の手法でしたね。
自分のトレードとどのくらい親和性があるのかを見極めて、使えそうな部分を上手く取り入れる(あるいは一切取り入れない)という判断をしていきたいところです。
「自分はFXトレードが知りたい!資産運用は興味ないです!」もやはり痛い件
では最後です。
昨年からですが、僕はブログ内でFXだけじゃなくて広く資産運用全般としてインデックス投資や長期積立投資の話を織り込むようになりましたね。
ただ、これはやる前から分かっていたのですが、FXのテクニカル分析の記事に比べるとアクセスは低いです。
Twitterのツイートでもテクニカル系の呟きには”いいね”が多いですが、資産運用になると”いいね”が少なくなる事からもマーケットの声は明白です。
僕のブログの読者さんは、Youtubeの動画から流入してくる人が多く、おそらくですが「この人のテクニカル分析の解説分かりやすい!」と思って頂き、このブログを読み始めているのだと思います。
だから「資産運用じゃなくてFXの話もっと聞かせろよ!」というのが現状のマーケットニーズである事は分かるし、僕もそのニーズを満たしていかないとビジネス的な観点ではダメだというのも分かっています。
ただ、それと同時に思う事もあるんですよね。
それは読者自身が本当の意味で求めているモノの正体です。
FXのスキルを身につけたい!って人のニーズは表面的にはそうですが、実際は身につけたスキルでお金を稼ぐという事ですよね。
いわばFXなんて手段でしかないはずで、究極100%宝くじで10億円当たる方法があるのであればそっちでもいいわけです。
その意味ではFXで1万円稼ぐ事も、資産運用で1万円稼ぐ事も意味は一緒ですよね。
ただ読者自身がその事に気付いていないというケースは少なくないです。
もちろんこれは「バカな読者だなー」って事ではないですよ。むしろ仕方ない事です。
その理由は“前提知識の乖離”があるからです。
ちょっと例を出しましょう。
例えば不動産投資のサイトがあってそのサイトのファンになっている人がいたとして、ある時「FXもいいよ!」って言われるとどうなるか?
「いやいや、FXなんてギャンブルじゃなくて不動産投資の話を…」ってなりますよね。
だけど僕らからしたらFXはギャンブルでない事を知っているし、せっかくのチャンスなのに情報を遮断して勿体ないな〜って思いますよね。
これは僕たちにはある程度FXに対する前提知識があるからこの思考が生まれますが、そうでない人達からすれば”怪しいモノ”という価値観でしかないのでしょうがない。
FXと資産運用の関係でもそうで、資産運用に対して前提知識のない人からすれば「株はギャンブルでしょ…」とか「FXの方がチャートが綺麗だし、短期で出来るし…」という価値観(パラダイム)があると、どうしても情報を遮断したくなります。
ただ、去年一年僕が勉強してきましたが、資産運用のスキルってなるべく早めに身につけて、出来るだけ長期で実践する事で資産形成は大きく変わるモノです。
普通に資産運用していない事は機会損失でしかないです。
しかし、僕の場合は本をある程度読み込み、自分の中に前提知識が溜まっているから思える価値観(パラダイム)でもあるので、前提知識が不足している人には、このブログを通して”何か知るきっかけ”になってくれればいいなーと思います。
初心者向けの読みやすい本も多いですしね。
今まで知らなかった事を知る(知ろうとする)と、強制的にパラダイムに変化を起こせるので新年にやる事としてはオススメです。
あっ、資産運用の話に少し傾き過ぎましたが今まで通りFXのテクニカル面の話やメンタル面の話も今年は今まで以上に力を入れてやっていくつもりです。
楽しみにしていてくださいね。
それでは今回は以上です。
ではでは。
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