これからウェルスナビを始めようか迷う方の中でも、最も迷うのが「リスク許容度の設定」ではないでしょうか?
確かに、どのリスク許容度を選ぶかによって運用のパフォーマンスが全然違うので、慎重に判断したくなりますよね!
しかし安心してください。
ウェルスナビのリスク許容度の選び方には“とあるコツ”があります。そのコツさえ知ってしまえばリスク許容度選びでもう迷う事はありません。
目次
ウェルスナビのリスク許容度ごとのポートフォリオ
基本的にウェルスナビはロボアド運用なので、一度運用を任せてしまえばやる事はありません。
しかし、どうしても最初に自分で決めなければいけないのが「リスク許容度」です。このリスク許容度をもとにウェルスナビもポートフォリオを組んで買い付けを行う事になります。
ウェルスナビで用意されているリスク許容度ですが、1〜5まであり、ポートフォリオは下記の通りです。
リスク許容度についての基本的な考え方は、リスクが高くなるにつれ期待リターンも大きくなるという事です。
資産運用の基本はリスクは高いがリターンも大きい株式と、リスクは低いけどリターンも小さい債券をどういう配分で保有するのかという事です。
リスク許容度が大きくなるにつれて、株式比率が高くなり、債券比率が下がっていきます。
ウェウスナビのリスク許容度おすすめは「リスク許容度5」
では、リスク許容度のおすすめは何?結局どのリスク許容度で運用すればいいのか?という事ですが、僕の答えは「リスク許容度5」です。
つまり、リスクを最大限受け入れて、大きなリターンを狙っていけばいいというスタンスです。
このように考えるのには以下のような理由があります。
長期運用で考えるのなら短期的な含み損は無視
まず、大前提として僕の場合はウェルスナビを10年以上の長期スパンで運用しようと考えています。
そして、長期的なスパンで見た場合、短期的に含み損を抱えるリスクを受け入れる事は仕方のない事です。
ちょっと下図を見てください。これは実際にリスク許容度5で運用していた場合の、2007年から2018年の10年間の運用結果を表したモノです。
仮にリーマンショック直前にウェルスナビを始めていたとしたら、最初の4年ぐらいはずっと含み損です。しかし、その後はずっと含み益で推移しており、10年後には資産を約1.5倍まで増やして投資を終える事ができます。
大学の経済学部でも習う古典的な話ですが、基本的に経済全体に連動するインデックス型の株式というのは、長期で見れば必ず上昇します。
なぜなら経済というのはいつの時代も成長しているからです。常に後世の人が先人たちを追い越していきますからね。これは今後もそうでしょう。先人たちから学べる事がある後発組はいかなる時代においても有利ですからね。
もちろん、リーマンショックのように短期的に下落局面を迎える事がありますが、それでもちゃんと成長していくのが株式市場です。
よって、その下落局面でも手放さないグリップ力がある人は、リスク許容度5で自信を持って運用した方がいいです。
ウェルスナビで「リスク許容度1」にしても元本割れのリスクがある!
じゃあ、私は一時的にでも含み損を抱えたくないから「リスク許容度1」で運用する!という思考はありか?
これはダメです
なぜならリスク許容度1にしても、リーマンショック級の経済危機がこれば、含み損を抱える時期は起こるからです。

これは先程と同じように、リーマンショックが起こる直前から「リスク許容度1」で運用していた場合のグラフですが、やっぱり含み損は発生しています。
ただ、リスク許容度5に比べれば一時的に抱える含み損の金額が小さいのが特徴です。
リスク許容度5で運用していた場合、最大で約50%近く資産がドローダウンしますが、リスク許容度1であれば30%程度のドローダウンで済みます。
しかし、どの道損切りしない前提であればこの間の含み損は最終的にはどうでもいい事になるので、僕ならリスク許容度5で全力勝負するという見解です。
結局のところ、10年以上のスパンの長期投資を考えられるのであればリスクを高めた方がいいです。運用期間を長く見込めるのであれば、大きくリターンが見込める方がお得ですからね。
そして、逆に言えば短期的な利益目的の人はウェルスナビには不向きです。
ウェルスナビの無料診断でおすすめされるリスク許容度を信じて大丈夫?
ウェルスナビは公式サイトでリスク許容度の無料診断を行っています。
これを使えば、年収やら貯金額やらを機械的に打ち込めばあなたに最適なリスク許容度を算出してくれます。
しかし、個人的にはこの無料診断を完全に信じきるべきではないと思っています。
なぜならば、リスクというのは「最悪の場合○%までなら含み損を抱えても大丈夫!」という個人のメンタルの問題だからです。決して資産の大きさとか年収で決めるものではありません。
ではウェルスナビのリスク許容度ごとに、自分ならどの程度のドローダウン(含み損)を抱える事になっても耐えられそうか一度イメージしてみてください。各リスク強度ごとのリーマンショック時のドローダウンはこうなります。
リスク許容度1 | リスク許容度2 | リスク許容度3 | リスク許容度4 | リスク許容度5 | |
最大損失 | −29% | −34% | −39% | −44% | −48% |
期待リターン | +46% | +56% | +59% | +66% | +56% |
この10年だけで比較すると、リスク許容度5よりもリスク許容度4の方がパフォーマンスが高いのが面白いですが、これはたまたまでしょう。期間を伸ばせばリスク許容度5の方がリターンは大きくなっていきます。
この中で、あなたが最大限我慢できる損失のギリギリを攻めるのが無理のない資産運用になってきます。
例えばリスク許容度5なら10万円で始めたら、速攻−48,000円になるリスクはあるけど含み損としては耐えられる!と考えるのであれば、リスク許容度5を選べばいいです。
そして、このリスク許容度は運用資金をどれだけ見るのかによっても変わるので注意が必要です。同じリスク許容度5でも10万円の−48%と100万円の−48%では話が変わってきますからね。
必ずリスク許容度と運用資金はセットで考えてください。
ただ、冒頭でもいいましたが、運用期間を10年以上見られる人はリスク許容度は最低でも4以上でいく事をおすすめします。長期で回せば短期の含み損は関係ないので、きっちりリターンを狙いにいくのが資産運用です。
若い人であればまだまだ運用期間も見れるので、積極的に攻めて問題ないと思います!
運用資金を少なくしてもいいので、リスク許容度をあげてパフォーマンスを上げることを心がけてください。
ウェルスナビのリスク許容度は後からでも変更可能
ウェルスナビのリスク許容度の設定ですが、運用を始めた後からでも変更することは可能です。
もし、リスク許容度の設定で悩んで運用が始められないようであれば、運用資金を10万円の最少額にし、とりあえずリスク許容度5で運用してみましょう。
やっていくうちに自分がどの程度のお金の変動になら対処できるか、感覚的に分かってくるので、その時にポートフォリオを見直していきましょう。
まとめ:ウェルスナビ運用をは早めに始めよう!
ウェルスナビの運用ですが、運用を考えたタイミングから出来るだけ最速で始めましょう!
始める時期が遅くなればなる程、十年後に得られるリターンって100万円単位で変わってしまうのが積立投資の決定的な特徴なので、早めに資産運用をスタート出来る環境は用意しておきましょう。
ウェルスナビはいつでも無料で登録できますが、マイナンバーの提出等で時間がかかってしまう事がデメリットです。
運用のスタート時期に関しては自分で選ぶことも出来るので、とりあえず無料登録だけは済ませておく事をオススメします。
始めての方であれば今なら初月は手数料無料&自動積立を行えば最大5,000円のキャッシュバックもあるのでお得なキャンペーン期間中にスタートしてみてくださいね!
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