・私は将来に向けてちゃんと貯金もしているから大丈夫!
・真面目に働いてるから、老後は年金と貯金の切り崩しで何とかなるはず!
もしかしてあなたは「自分は決して浪費癖があるわけでもないし、ちゃんと貯金もしている堅実な人間だから将来設計は大丈夫!」って思ってませんか?
確かに堅実に生計を立て、貯金をきっちり行うことは素晴らしいスキルです。
ただ、現役世代を引退した後は悠々自適に隠居生活を送りたい!と少しでも思っているのであれば、今のままのスタイルでは不十分です。
なぜなら、どう考えても毎月の貯金の積み上げだけでは、引退後の資金を確保することは不可能だからです。
よく考えてみてください。
毎月5万円堅実に貯金しても年間で60万円しか貯まりません。現役世代の35年間程一度も自分に甘えることなく貯金し続けても2000万円程度しかお金はたまらないですよね?
2000万って、おそらく普通に取り崩せば5年程度で消滅する程度の資金です。これで人生100年時代と言われている現代を乗り切ることは、どう考えても不可能です。
では、現役世代を退いてもパートやアルバイトで不足する年金分を賄う人生を送るしかないのでしょうか?
安心してください、そんな必要はありません。
実は今あなたが貯金として銀行に眠らせているお金を、別の場所で寝かせておくことさえすれば、お金の悩みの大部分を解消することができます。
そこで今回は、お金を寝かせるだけで資産を効率的に増やすことが出来る積立NISAについて、徹底解説していきます。
<積立NISAは楽天証券が一番お得!>
目次
お金を眠らせるなら場所を選べ!置き場所が変わればリターンも変わる
まず、結論から言います。
直近でとりあえず必要じゃないけど、貯めているお金は銀行口座に眠らせるのではなく証券口座で眠らせてください。
理由は金利が桁違いで違うからです。
ちょっと例を出しましょう。
まず毎月3万ちゃんと銀行口座で貯金するパターンを考えます。
現状で一番金利が高い銀行で「イオン銀行」の0.1%なので、この金利で20年間コツコツ貯金した場合、利息込みで最後いくらに膨らんでいるかシミレーションするとこうなります。
最終的には約727万円です。
元本が3万円×12ヶ月×20年間なので720万円という事を考えると、20年もコツコツ積立ているのに、たったの7万円程度しか増えないという事になりますよね。
一方、証券口座で例えば米国株に投資して運用した場合のシミレーションを見てください。過去のデーターから、控えめに利率は5%と見積もってシミレーションするとこうなります。
全然違いますよね。
元本は同じ720万円なのに、トータルで積立ている金額は約1,230万です。20年間ちゃんと運用に回していれば、500万円以上資産が増えていくんですよね。
銀行口座でお金を貯めるのも、証券会社でお金を貯めるのも「寝かせるだけ」という点では全く一緒ですが、置き場所が変わるだけで20年後の未来がこれだけ違うという事をまずは理解してください。
私の若い頃は郵便局の定額貯金10%で10年で二倍以上になったから証券会社なんてお呼びじゃなかったしバブルで大損する資産家は多かったが庶民は手堅く貯金で良かった。今の利率は酷すぎるから投資せざるを得ない。積立NISAは一つの手堅い選択肢。
— National (@quizzuki) 2018年11月2日
この人が言っているように、基本今の時代の預金利率はおかしなぐらい低いので「投資した方がいいよ!」って言うより、「しないと普通にやばいよ、マジで。」ぐらいに考えておくべきです。
投資をするなら積立NISA!3つのメリットとは?

では、実際に資産運用をする場合はどうしたらいいか?
これも実はシンプルです。積立NISA専用の証券口座を開設して、世界経済(あるいは米国経済単体)と連動するインデックス型の投資信託で運用するだけ。それ以外余計な事は考えなくてOKです。
そして、通常の証券会社の口座ではなく、積立NISAで運用するメリットは下記の3つです。
①運用益や分配金が非課税になる
まずは何と言っても税金免除の恩恵が大きい事です。
積立NISAは、年間で40万円を上限として、最大で20年間運用する事が可能で、その間に得た利益は全て非課税になります。分配金や、値上がりによる運用益は全て非課税となります。

例えば上記のように、毎月3万円積立をすると約500万円ぐらいの利益が期待できますが、もし税金が発生する普通の口座で運用していれば、20%税金で消滅します。
金額にすると約100万円違うってどんだけ〜って思うかもですが、税金というのはそれだけ個人の資産形成を邪魔するモノだという事です。
②最も手堅い「インデックス型投信」に積立が出来る
積立NISAを推奨する2つ目の理由は、インデックス投資との相性がいいからです。
インデックス投資とは、簡単に言えば市場の成長と連動する値動きをする投資です。例えば世界が3%成長しているのであれば、インデックス投資をしている人は3%のリターンが得られるというシンプルなモノです。
ちなみに、世界全体で見ればハイペースではないですが年間で約3%程度の成長をしています。だから、基本的に市場が成長していく前提であれば、「インデックスは買い。」と言う事です。
そして、市場は過去から見れば未だ成長を続けているという現実があります。
まあそりゃそうですよね。毎年毎年新しい製品やらサービスが出てますし、これからはAI系のサービスもまだまだ伸びてくる余地もあるので、市場は基本的に成長していくんですよね。
要するに、その波にちゃんと乗っかっておけば、おこぼれとしてリターンが貰えるよ!というのがインデックス投資です。
ちょっとセコイけど、かなり手堅い運用手法だと言えますよね。
③20年間という長期間の非課税措置
積立NISAが理想的である理由3つ目は、最長で20年間も運用できるという事です。そもそもインデックスの成長というのは急激に伸びるようなモノではなく、ジワジワと上がっていくモノです。
だから、運用期間が長ければ長いほど期待できるリターンが大きくなります。利息に利息がつく「複利効果」も存分に発揮できるのがメリットです。
積立NISAのデメリットと対処法

国の後押しもあり、何かとメリットが大きい積立NISAですがデメリットもあります。主に下記の2つがデメリットになってくるので、対処法と合わせて理解してください。
①元本割れのリスクもある
積立NISAは貯金ではなく運用です。そのため、元本割れのリスクを伴います。
一時的には資産のドローダウンが起きる可能性を考慮しておきましょう。
しかし、基本的に積立NISAは20年程度の長期間運用し続ける事を大前提としています。そのため、一時的に元本割れが起きたとしても、それはその時点の“含み損”に過ぎません。
実際に100年に1度の危機と言われたリーマンショックでさえも、暴落から5年程度で株価は回復しています。

なので基本的に損切りをするのではなく、むしろ下がっている時こそ積立を継続して行ってください。途中で辞めない事が積立NISAによるインデックス投資攻略の最大のカギです。
②通常のNISAとの併用が出来ない(個別株への投資は不可能)
積立NISAのデメリット2つ目ですが、個別株の購入はできないことです。
そもそも積立NISAは国が新設した制度で、積立投資に適した投資信託しか運用する事が許されていません。そのため、株の個別銘柄に直接投資したい場合は「一般NISA」を使う必要がります。
しかし、個人で伸びる株を目利きするのはかなり難しく、ぶっちゃけ投資上級者向けの戦術です。
投資の全くの初心者〜中級者レベルまでの人であれば、無難に積立NISAで堅実なインデックス投資をした方がトータルで見込める利益の期待値は高いです。
まとめ:積立NISAはやらなきゃ損です!

結論ですが、積立NISAはやらないと損です。
少なくとも、毎月ちゃんと貯金が出来ている人であればお金の置き場所を変えるだけで、20年後のリターンが500万円以上変わる余地があるのに、それを逃すのはどう考えても機会損失です。
今ある銀行預金を少しづつ積立NISAにシフトさせていくだけの事なので、ぜひやってみてください。
また、積立NISAをやらなきゃ損なのは分かったけど、「どんなインデックスに投資していいか分かりません!」という人は、「【積立NISA】理屈抜きでコレがおすすめ商品!選び方の基準は〇〇だけ」を読んでください。
積立NISAで運用すべきおすすめ商品を厳選して紹介しています!
ではでは。
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